30代後半の70(なお)と申します。
20代中盤からスポーツインストラクターとしてスポーツクラブに勤務し、子供の水泳をメインに指導をしておりましたが夏の暑い日に突然意識不明になり気がついたら救急車の中に…
倒れた原因
炎天下の中での作業中ということもあり軽度の熱中症との診断でしたがドクターが気になることがあるとのことでしたので一度違う病院で診療してもらうことになりました。
紹介された病院は心療内科でこれまでの自分の生活など事細かくお話ししたところ軽度にはなるがうつ病とのことでした。
診断を受けてから
まずはまさか自分がこのような病気になるとは思ってもおりませんでしたので、これからどうしたたらよいものかと考えれば考えるほど、人との距離を取りたくなってしまい、次第にふさぎ込むようになっておりました。
妻からの言葉
妻は私の病気を受け入れてくれて前向きに支えてくれました。
がんばれなどの言葉は一切言わずに『これまで家族のためにありがとう』など、感謝の言葉をたくさんくれました。妻も私の性格をよく知っているようでこれまで通りに会社員として働こうとしていた私に無理して働かなくても良いんじゃない?今はしっかりと休んでやりたいことができるようになったらやればいいんだよ。と言ってくれたとたん方の荷はスッと抜けたのをよく覚えております。
家族の為だと思っていた事が自分の為でしかなかった
その当時は朝、子供たちを保育園に送っていきそのまま出社、帰宅は22時過ぎ定時で帰れたとしても家でも会社の事が頭から離れずまともに家族の会話などはなく、いつもイライラしておりよく妻と衝突をしておりました。妻も専門職としてフルタイムで働いているにも関わらず私両親との同居をしてくれて、家庭の事、子供の行事ごとなどをこなしておりました。
どこかで男は外にでて稼ぐのが当たり前だと思い必死でした。
ですが結果として体を壊し、心を壊しかけてしまいました。
仕事を病気のために離職し休養に専念してみると今まで見えていないものが見えるようになってきました。
子供成長、今までのありがたみ
休養してからは子供と過ごす時間は必然的に増えてきました。
子供たちは最初はパパが家に居るということが珍しく思っていたらしいのですが次第にいることが当たり前になり保育園での出来事をよく話してくれるようになってきました。
保育園で作ってきた作品を見せてくれたり、自分の知らなかった部分がこんなにもあったのかと驚きでした。最近では上の娘はハーモニカで曲を聞かせてくれるようになり、子供の成長の早さに驚かされています。
休み始めてから体調のいい日には料理などをしてみたところ味はともかく作ったことに対して感謝されました。その時すごくうれしかったと同時に今まで感謝の気持ちを忘れていたことに気がつきました。
人としての大切な事を改めて確認させられました。
これからも日々、感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきたいものです。
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